「キアズマ」
近藤 史恵 (著)
完全にもとに戻ることは難しく、痛みは一生つきまとうにせよ、それでもごくわずかずつでも歩み寄ることはできるはずだ。
そう考えて俺は苦笑した。
自分が悲観的なのか楽観的なのかわからない。
だが、どちらにせよ、思い描く未来は明るいほうがいい。あとで失望することになったとしても。このレースだってそうだ。きっと勝てる。俺はひとりで走っているのではないのだから。
大阪弁が自然。
過去を引きずるタイプの登場人物が多いのは、一般がそうなのか作者の性格か。
ちらっと登場した赤城だけがこれまでのシリーズとつながる。
次が読みたい!
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