2014年6月5日木曜日

大空を駆けるサムライたち

ブルーインパルス
 [単行本]
武田 頼政 (著)

「事故を起こした人間はいらないと言うんやったら、自衛隊は戦争なんかできないよね。戦闘状態で百パーセント間違いのない命令を下す自信のある指揮官がどれほどいる。ミスするたびに組織から排除していったら、誰もなにもしようとしなくなるよ。そんな人間だらけの組織で、本当に戦えるの」
森崎には平時と有事の区別などない。「常在戦場」の言葉どおり、彼は常に戦いの空にあった。

知らなかっただけで、開発、運用での犠牲者は存在。
戦争が起きて多くの兵がなくなるのであれば、
その維持に犠牲がともなうのも必然。

事故に対する一般人との意識の違いを知り、
それを扱う法整備のないこともわかった。

技術と想定の変化も学べた。

貴重な一冊でした。

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