2015年2月28日土曜日

藪原検校 2015

[作] 井上ひさし
[演出] 栗山民也

[出演] 野村萬斎/中越典子/山西惇/大鷹明良/酒向芳/春海四方
      明星真由美/家塚敦子/山﨑薫/辻萬長/千葉伸彦(ギター奏者)

世田谷パブリックシアター

2007年に古田新太版を観て以来の2回目。

古田検校は後半に行くほどすさまじさが増し、ダークヒーローに魅せられる作り。

萬斎版は、前半に伝統芸能の後継者の家の芸を堪能できる。
そして中越典子さんが妖艶。

用語的に現在は電波に乗せられない表現が重なるため、劇場でしか味わえない。

後半はもっと盛り上がってほしかったが、
やっぱりすごい作品だと認識。

歳を重ねて、何回も観るのが、芝居の醍醐味。




2015年2月22日日曜日

金子屋 吉祥寺店(カネコヤ)

日本橋の名店の
姉妹店

ということで、いつも行列。

で行ってみました。


並んでいる時に注文して、お店の中に入っても結構待ちます。

揚げて出すまでに時間がかかるようです。

天丼は、松竹梅で、
お味噌汁をつけて、それぞれ、1500、1100、1000円。

天ぷら味は、ワタクシにはよく分からず。

半熟玉子の天ぷらを崩して食べるのが良いところでしょうか。
ごはんを少し固めに炊いていただけると好みなのですが。

お米とお味噌汁は期待水準に届かずって感じでした。


お値段相応と感じで並んでまでは、というところ。

空いてきたら定番入りですが、しばらくは待ちですかね。

食べログ


ももクロ イン 「幕が上がる」 ネタバレなし

先行上映で一回目。

漸く観ることができました。

オススメは、一度観て、原作を読んでもう一度観る。
ですね。

キネマ旬報の
大林監督と本広監督の対談がものすごく興味深い。

監督がいえば、役者はキスもする。
それがファーストキスだったりすると、その子の人生の何かを奪うことになる。
だから、監督は役者を愛さなければならない。

前半画が動き、後半で止まる理由。

アイドル映画は二時間で彼女に戀をさせなければならない。


ミュージカル 「モンティ・パイソン」

企画・演出 福田雄一
赤坂ACTシアター

マギー、猿時、ムロツヨシ

これだけで面白そう。

そして、
平野綾に期待を越えられる。
ミュージカル・コメディなのに、レ・ミゼレラブルより実力が分かる。
ちょっと推しになってきた。

炸裂する福田節。
役者さんがそれぞれ複数の役をこなすところもいい感じ。

芝居は生ものだからおもしろい。

期待通りの笑いの連続。
演出と演者の勝利です。

同じ回をさっしーも観ていたのね。

至福のエンタメですなぁ。





2015年2月14日土曜日

二月大歌舞伎



娘お霜  四代目 松本金太郎

がすごく下手で実に興味深い。
ほほえましい笑いが起きてました。

おじいちゃんの幸四郎が図抜けて上手いのとのコントラストも面白い。

通常のお芝居はオーディションがあるが、歌舞伎の家にはそれがない。
ということで、ここまで才能のない芝居は始めて見た。

でも、ここから育つのが歌舞伎を観る醍醐味なんでしょうかね。

あたたかく見守るお客さん含め、なんか不思議。

『リトル・フォレスト 冬編・春編』

 『リトル・フォレスト 冬編・春編』。

美女と料理と農業と日本の四季。
ずっと続けて欲しい作品。

橋本愛と松岡茉優が最高にカワイイ。

日本の田舎の農家の暮らしを淡々と。

田舎が農家なので、いろんなシーンを実体験としてみている。
あれってこういうことだったのか、と農業と田舎の保存食のロジックを今になって知る。

大規模農家でなく、農家のお裾分けが流通にのっているぐらいで暮らしもよいかも。

土と種だけで、食物ができる農業は魔法にみえる。

大人になって、こどものころから未来にきたけど、
四季を食べなくなって、どんどん貧しくなってきている感じ。

いろいろ考える。




2015年2月1日日曜日

1月の推しは 「臆病者のための株入門」



2015年1月の読書
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1890ページ
ナイス数:57ナイス

臆病者のための株入門 (文春新書)臆病者のための株入門 (文春新書)感想
イノベーションとは、未来の現実(蒸気機関車や自動車、飛行機の発明)を先取りして、現在の馬車道をハイウェイに変えていくことだ。投資法の分析がおもしろい。
読了日:1月30日 著者:橘玲


銭の戦争 第七巻 紐育の怪物たち (ハルキ文庫 は 11-7)銭の戦争 第七巻 紐育の怪物たち (ハルキ文庫 は 11-7)感想
ロシア革命があっさり終了。怪物の三つどもえの闘いの予感がたのしい。
読了日:1月24日 著者:波多野聖


風が強く吹いている風が強く吹いている感想
「その二秒は、俺にとっては一時間ぐらいある」ちょっとゆめがありすぎかしら。
読了日:1月23日 著者:三浦しをん


サン・キュロットの暴走 小説フランス革命 13 (集英社文庫)サン・キュロットの暴走 小説フランス革命 13 (集英社文庫)感想
立法、行政、司法の三権は、互いに独立していなければならない。なにより絶対王制の専制を否定することから始めたかぎり、いかなる機関にも無制限の権力は認められるべきではない。恐怖政治が忍び寄る。
読了日:1月14日 著者:佐藤賢一
世界史劇場 ロシア革命の激震世界史劇場 ロシア革命の激震感想
知らなかったので興味深く読めた。現実を離れた思想は危ない。レーニンのポンコツぶりが謎。ソビエトの歴史も知りたい。
読了日:1月1日 著者:神野正史