2013年12月31日火曜日

評判ほどは良くなかった。

ジェノサイド 下
 (角川文庫) [文庫]
高野 和明 (著)

この世であっても、人間は地獄なら作り出せる。天国ではなく。

どうして我々は、人間同士の殺し合いに怯えながら生きていかなくてはならないのか。

人間にとっての唯一の敵は、同種の生物であるはずの人間なのだ。


個人的には
ジェノサイドという用語からはどうしてもルワンダの悲劇が奇想されるので
やさしいなぁという感じ。

"幼年期の終わり" と同じく人間以上を人間の世界に放り込んでみる。
創薬の話は興味深かったので飽きずに読めました、
終わりにはもっとダークなメッセージが欲しかった。

今年の締めは 「永遠の0」

原作は、百田尚樹の同名小説
監督は、日本一のSFX使い山崎貴

映像で説明できないところは原作で
原作では表現できないところは映像で。

現代パートの平幹二朗、橋爪功、山本學、田中泯、夏八木勲
の四翁の怒りのシーンも味がある。
そしてなにより、今年なくなった夏八木勲の言葉がスクリーンを超えてシンクロする。

日本の戦略ミスが伝わらずひたすら削られていく命。
戦略なく末端を削っていくのは今の企業もおなじなのかも。

日本の戦争映画を見るといつも
人類史上最大の民間人の戦死者を出したこととセットになり
日本人は一番戦争をしちゃいけない民族だとおもう。

夏と年末は自省したい。


2013年12月30日月曜日

ガンダムUC好きにお勧め 「ゼロ・グラビティ」

福田さんが最初と最後に
宇宙の静寂と慣性系をしつこいぐらい描写してました。

これを見てこういう世界を描いていたと納得。

登場人物を絞り込んだのも宇宙の静寂さに一役かってますね。

宇宙は塵がないので遠くのものがはっきりみえたり、
視点の切り替えで動きが変わる。
物理の勉強にもなる。

最後の重力すばらしいってのも原題が
Gravity なので納得。
今観ておくべき映像でしょう。



ホマキの喪服姿が素晴らしい 「麦子さんと」

@テアトル新宿

松田聖子の「赤いスイートピー」で初めて泣いた。

松田龍平が一瞬号泣、これが素晴らしい。
堀北真希の喪服姿とオーラの消し方がこれまたよい。

モラトリアムたま子のマエアツといい、オーラを消すのが流行りなのかしら。

あと、
本日映画の券を落とすという失態をやらかしたのですが、
テアトルの方のご配慮で特別に入れていただきました。

年末にほっこりいいことがありました。
感謝。


2013年12月29日日曜日

イタリアの共産主義との闘い 「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」

1969年12月12日、ミラノのフォンターナ広場に面した全国農業銀行が爆破された事件。
午後4時37分に発生、17人が死亡、88人が負傷。いまなお真相は明らかになっていない。

共産革命と無政府主義者との間で揺れる国家。
強欲資本主義には賛成できないが、共産党の独裁も許せない。

社会の振幅につけ込んで、革命・独裁が忍び込む。

経済戦争専門の世代が今学ぶべき歴史。

これからは、防諜、革命とまったく関係なく生きてきた世代が主役。


2013年12月28日土曜日

積極的国家安全保障 「ジェノサイド」

ジェノサイド 上
 (角川文庫) [文庫]
高野 和明 (著)

表題と異なる展開。

数学と IT を使えれば大概のことはできる。
舞台装置が揃った上巻。

結末や如何に。


2013年12月27日金曜日

長塚圭史シェイクスピア初挑戦 「マクベス」

嫁、常盤貴子がでています。

今回は参加型だったり、井上ひさしっぽい演出があったりだいぶ違う感じです。
江口のり子さんと同じ列で参加できて光栄。
"引け"ってのも福田転球さんの横で楽しい。

舞台装置には頼らない演出家さんなので、
始めの20分ぐらいでだいぶ集中力を持って行かれます。。。

白井晃
横田栄司
池谷のぶえ
のお三方の演技はてっぱんです。

で、魔女の
三田和代
江口のりこ
平田敦子
もいい味だしてます。

いつもの深さはないですが、愉しめました。

そういえば今回ご本人はでてなかったですね。

書き忘れてましたが、村田雄浩が観に来られてました。

2013年12月26日木曜日

人質司法、代用監獄、有罪率99.9%、間違った人は蓄積しましょう

増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち
 (角川文庫) [文庫]
青木 理 (著)

「調書っていうのは、バレないように嘘をtくものなんです。でも、それを裁判所が認めれば真実になるんですよ」

「冤罪事件の場合、国家賠償を求めるという考えもあるが、国家賠償といっても出所は税金ですよ。むしろ捜査当局の責任、さらには『個人責任』をきちんと追求するシステムをつくらなくてはならない」
「これこそまさに『個人責任』じゃないか。冤罪をつくった当事者が責任をどう取るのか。警察・検察の幹部はどう責任を取るのか。役所は常に個人責任を取らない。警察だったら退職金をもらい、検事だってヤメ検弁護士に転身していく。こんなバカな話はない。徹底的に責任を追及するべきだ」

裁判所が拘留を認めて以降の被疑者は本来、専用の拘置所に収容されるべいなのだが、日本の場合ほとんどが「代用」である警察の留置所に収容され続ける。
先進国で同様の制度を残している国はなく、国連などから廃止勧告まで突きつけられている「日本の恥」だが、改善される兆しはまったくない。

この本で実名が出てきたのは、この人たちだけ。
悪いことするには、公務員がてっぱんです。
濱田隆広元警部
黒賢治志布志署長
磯部一信警部
稲葉一次鹿児島県警本部長

会計監査は証拠主義。
司法は、ストーリーの整合が真実。
どっちも間違いやも。


2013年12月25日水曜日

責難は成事にあらず 「十二国記」

華胥の幽夢 十二国記
 (新潮文庫) [文庫]
小野 不由美 (著)

「平気だってことはない――絶対に。慣れるってこともないと思う。辛いことに慣れる人間なんて、やっぱりいないと思うから。訊けば、慣れっこだから平気だ、と言うのかもしれないけど、平気なはずなんてないよ。辛く感じないんじゃない、辛い気分を乗り越える方法を知っているだけのことだと思う」

「仕事は自分で選ぶものです。お役目は天が下すものです」
「罪の重さを知らずにいること自体、それが一つの罪なんじゃないかな」
「辛いことに慣れる人間なんて、やっぱりいないと思うから」
「責難することは、何かを成すことではないんです」
「人は変わることがあるのだ」

解説はアニメ脚本の會川昇
スタジオぴえろつながりでいいタイミングに読めた。

短編集は、いつ、どこの国、誰の話かをさぐりさぐり読むのが愉しい。

2013年12月24日火曜日

家庭料理を科学する

野菜いためは弱火でつくりなさい
 (青春新書PLAYBOOKS) [単行本]
水島 弘史 (著)

肉、野菜、パスタの性質と温度の関係。

レシピ本ではないので、妙におもしろかった。

火と塩って、浸透圧のコントロール要素なんですね。


やっぱ最後はリアル

クリィミーマミはなぜステッキで変身するのか? 愛されるコンテンツを生むスタジオの秘密
 [単行本(ソフトカバー)]
布川郁司 (著), 高田明美 (イラスト)

スタジオぴえろのお話。
タツノコの次に認識したプロダクションでした。
ニルスは好きだったなぁ。

言ってみれば、日本らしい"わびさび"を表現するデジタル化が必要なのです。
わびさびというのは、例えば鉛筆のかすれた線であったり、筆の勢いを感じさせるタッチのこと。つまり、日本の漫画の特徴でもある描写のことです。

いろいろな試行錯誤があって、現在、音楽業界がどうしているかというと、それまでのビジネスモデルを百八十度変えてしまいました。CDなどのパッケージメディアに頼るのをやめ、ネットで音楽が流れるのは宣伝と割り切る。お客さんはライブに来てもらって、そこでグッズなどを大量に売る。こうした現金商売に立ち戻ることに活路を見出したのです。

で、AKBは劇場を持ち、ももクロは巫女と化す。

昨日のももクリ2013は素晴らしかった。
(LVですけど)
国立おめでとう!
どっちかっていうとモノノフのファンなのかもしれませんが。。。


2013年12月23日月曜日

再生の物語 「武帝紀 5」

史記 武帝紀 5
 (ハルキ文庫 き 3-20) [文庫]
北方 謙三 (著)

命は追い込まれると生きようとする。
そんな五巻。


2013年12月21日土曜日

仮名手本忠臣蔵比べ

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

 五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
     同   二つ玉の場
 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
 七段目 祇園一力茶屋の場
十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場
     同 炭部屋本懐の場

11月にひき続き12月の大歌舞伎

大石内蔵助(大星由良之助)が
11月:中村吉右衛門(おじいちゃんのところに養子にはいる)
12月:松本幸四郎
で、実の兄弟で、叔父甥?

十一段目 高家表門討入りの場
が圧巻なので配役を変えて鑑賞。歌舞伎の醍醐味。

吉右衛門の方が人を率いている感があり
幸四郎は家の芸って感じがしました。

何年にも亘って何回も演じた厚みはすごい。

歌舞伎はフラッシュなし、撮影ありにしてくれると
昔からある、見得の先見性に感動すると思うのだけれど、試しにやってくれないかしら。

本日も、身内に不幸があった"獅童"が出演。大きな拍手で迎える観客。いいですね。
萬屋なんですが、"獅童"ってかけ声がかかってました。

役者の名前でなく屋号を入れるところは、
最近のアイドルコンサートのオタ芸のルーツなんでしょうね。
日本人は江戸のころからそんなに変わっていないのかもしれません。

2013年12月20日金曜日

やまさき十三初監督 「あさひるばん」

役者陣が豪華なのに効いてないなぁ。

宮崎弁は変でしたが、監督はこちらのご出身。

日南やら南郷やらの景色と釣りのシーンはさすがによかった。

役者含めて宮崎づくしにすればよかったのに。


2013年12月19日木曜日

組織のチャレンジは、トップダウンで始まり、ボトムアップで達成される

奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り
 [単行本(ソフトカバー)]
矢部 輝夫 (著)
代書屋(たぶん):印南敦史

『新幹線お掃除の天使たち』で話題沸騰ー3K職場だったTESSEI(テッセイ)のお話

「安全は、トップダウンで始まり、ボトムアップで完成する」
「組織のチャレンジは、トップダウンで始まり、ボトムアップで達成される」
言い出すのは1人でも、達成はみんなで。これが成し遂げられてこそ、働きやすい会社です。

・「規律」のなかの「自由」
・あたたかさ、厳しさ、公平さ
・明確なトップダウンとボトムアップ
・リスペクトとプライド

「下、三日にして上を知り、上、三年にして下知らず」

やっていることはボトムアップの改善
おそらくこのことを続けてきたのが、世界の巨人、トヨタ

著者は社長になっていない。
高卒だと子会社の社長にもなれない。
日本はちょっと間違っている。


有川浩の「植物図鑑」と一緒にどうぞ。リストラされたら、自然を食そう!

ひなた弁当
[文庫]
山本 甲士 (著)

"努力をすれば、報われる"という幻想を、社会が共有していたことが大きかったように思えるのだ。

戦後日本は、オイルショック、バブル崩壊、リーマン・ショックと何度も不況を経験している。そのたびに、物質的な豊かさを追うのをやめ、精神の豊かさを目指そうといった主張がされるが、"喉元過ぎれば熱さを忘れる"の諺通り、すぐに金を稼ぎ、出世をし、高級品を揃えることが幸福なのだ、という常識が復活してくる。

近所にある野草とお魚の取り方&食べ方。
そして、リストラからはじまるほっこりストーリー。
サービス満点。


2013年12月17日火曜日

幸福の作り方

Good Luck
[単行本]
アレックス・ロビラ (著), フェルナンド・トリアス・デ・ペス (著), 田内 志文 (翻訳)

これは不思議な本だ。マーケティングの神様、フィリップ・コトラーは「星の王子さまのようだ!」と絶賛し、ビジネスマンは実践的なノウハウを学ぶために読み、若者はくり返し読んで人生のバイブルにしたという。子どもは面白い物語として読み、親はわが子へ大切なことを知ってもらうために読ませたいという。
この本は読む人によって、伝説にも、哲学書にも、ビジネス書にもなる。スペインでベストセラーになり、その力は世界中に伝播し、50か国、17言語での出版が決まっている。

西洋は先にキリスト教があるのでこの手の話をあとで学ぶ?

最近、実力でなんとかしてきただけで、実は運は悪い方じゃないかと思い出した。
なぜか整理していたら出てきたので読む。
今読む本でした。

衝撃のラスト1行 「幸福な生活」

幸福な生活
(祥伝社文庫) [文庫]
百田 尚樹 (著)

誰が書いたか分からない。そういう場で経験を積んだ作家は強い。個性で勝負できないぶん、純粋に面白いもの、娯楽性の高い作品を書くしかない。
読者を(視聴者を)楽しませることを第一に考えたら、文体なんか気にしてられない。個性はむしろ邪魔になる。だから作風を持たない。

衝撃のラスト1行
が次のページって仕掛けがうれしい。
対電子書籍、なのかしら。


2013年12月16日月曜日

論客ナデシコ、ドイツ在住

ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか?
(祥伝社新書) [新書]
川口マーン惠美 (著)

序章 ドイツメディアの種類と傾向
1章 原発事故を、ドイツはどう報じたか
2章 尖閣と慰安婦を、ドイツはどう報じたか
3章 安倍政権の政策を、ドイツはどう報じたか
4章 中国・北朝鮮を、ドイツはどう報じたか
終章 雅子さま報道をめぐって

要は、貧困、その他の理由で、他の選択肢がなかったということだろう。たくさん選択肢がありながら、自発的に売春婦になろうという女性は、よほど異常な趣味でない限り、ありえないのではないか。

日本の放送局が自前の社員を紛争地域に送ることは少ない。
火が怖い人は消防士にならなければいいのと同じく、危険がいやならジャーナリストになるべきではなかった。そして、危険地帯に特派員を派遣したくないなら、ニュース番組など作るべきではない。

安全なところに留まり、しかも、偏向記事を書くなら、ドイツのジャーナリストよりずっと悪質ではないか。

ドイツは親日かと思っていたら、中国に買収されてました。

日本は戦争で、最も多くの非戦闘員を失っている。
そのことは忘れちゃ行けない。


2013年12月15日日曜日

アラフォー男子によるアラフォー男子のための本

アラフォー男子の憂鬱
(日経プレミアシリーズ) [新書]
常見 陽平 (著, 編集), おおたとしまさ (著, 編集)

こいつはおもしろい。
第二次ベビーブーマーは読みましょう。
そして団結しましょう。


それまであったはずのレールが外された、最初の世代。

僕はこの一連の、僕が生まれてから今までの変化に対して、ただ一言、心の底からこう言いたい。「ズルい!!」

「端境期」に生まれた僕たちは、いつまで実験台をやらされるのか

僕らはこの国の最後のベビーブーマーなんですよ。僕らの世代が共感するものによって市場が形成できるので、最終的には鎖国ができるんです。僕らは実は、僕ら同士で商売していれば食いっぱぐれないんですよ

年金に関する予想:
年金破綻であおる
> いろいろガマンして貯蓄
> あいつらカネもってるから下げてもいいんじゃね
というストーリー

パリス・ヒルトンの自宅がロケ地

ブリングリング
based on real event.
ソフィア・コッポラ監督
ニッキー役に「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン。

エマ・ワトソンつながりで。
こちらもはっちゃけ。ちゃんと演じ分けているのがわかってうれしい。

実際に事件の被害にあったパリス・ヒルトンが自宅をロケ地として提供。

同じ事件はどこの国でもできそう。
窃盗も繰り返さなきゃばれないんじゃないかとおもわされる。

同時に収監されていたのね。。。


2013年12月14日土曜日

小説 アレキサンダー

アレキサンダー
 (竹書房文庫) [文庫]
Oliver Stone (原著), Laeta Kalogridis (原著), Christopher Kyle (原著)
オリバー ストーン, ラエタ カログリディス, クリストファー カイル
鎌田 三平 (翻訳)


片付けてたらでてきたので、今頃読む。

こういう構想から映画を撮るのかとおもうとおもしろい。

歴史書が残る時代と残らない時代で英雄の語られ方も変わる。


交響劇 『船に乗れ!』

アトリエ・ダンカンプロデュース
@東急シアターオーブ

を見て参りました。

w CASTは、元AKBの増田有華・石井一彰の回でした。

爽快な第一楽章「合奏と協奏」
哀切な第二楽章「独奏」
感涙の第三楽章「合奏協奏曲」で構成

恋人でヴァイオリニストの南枝里子、ピアノ教師の北島先生と弾くメンデルスゾーン『ピアノ三重奏曲』
ベートーベン『春』
チャイコフスキー『白鳥の湖』
バッハの『無伴奏チェロ組曲』、
クライマックスのバッハ『ブランデンブルク協奏曲第5番』、
フィナーレのモーツァルト『ハフナー』
二人のサトルが歌うパブロカザルスの『鳥の歌』
など
クラッシックはわからないのでかかっている曲はわからず。
ここにあります
http://www.fune-ni-nore.com/UserPage/Detail/8

オーケストラには、現役の音大生で編成するオーケストラ・東邦音楽大学管弦楽団から40名が実際に出演、だそうです。

本を読んでいないのでお芝居だけだと、この人たちいいことないよな―、という感じ。

歌と音楽は劇場のよさも相まって非常に良かったです。
あと、小野武彦さんのセリフ回しも良かった。

蛇足ですが、
海上のガチャガチャでサイン入りポスターが当たった模様。大はしゃぎされてました。
ホントにはいっているんですね。

2013年12月13日金曜日

10年まえの「統計心理学」の本

鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む』
 (日経ビジネス人文庫) [Kindle版]
勝見 明 (著)

また、よく、リストラの対象になってアウトプレースメント会社などで再就職支援を受けるとき「自分のこれまでの経験が活きるような仕事がしたい」と答える人がいるが、これも経験に縛られた人間の典型だろう。その経験が活きるようならばリストラにならなかったことに気づかないほど、人間は過去の経験にこだわり、いろいろな制約条件をつけようとする。

7-11の出店は、線でなく面でおこなう。
戦国時代の秦とおなじ。
線で進出は早いが一カ所が破れると兵站が崩れる。
補給は日本人が一番忘れやすいことですね。


2013年12月12日木曜日

近大は関西の誇りやでぇ 「近大マグロの奇跡」

近大マグロの奇跡: 完全養殖成功への32年
 (新潮文庫) [文庫]
林 宏樹 (著)

「不可能を可能にするのが研究だろ」
原田はまた、「魚はものをいわないから死んで抗議するんだ。死ぬ前に察知できなければ魚飼いとはいえない」ともよく話していたという。

<マグロの完全養殖は近大が民主的に運営されていたら絶対に成しえな得ない事業でした。同族による経営の良い面が出たプロジェクトだと思います。>


実学を尊敬できない学者と学会は狭量。どちらも必要。

このような成功率の低いプロジェクトで
私学、トップダウンの良さがでたことはすばらしい。

バランスというかポートフォリオが大事。

2013年12月11日水曜日

テツの下の力持ち 鉄ちゃん必読

電車屋赤城」 (角川文庫)
山田 深夜 (著)

汗と油と職人と
職人の世界が渋すぎる

「『仕事のやり方』なんか覚えなくていい。『仕事のあり方』を学べ。とくにこの唐変木からはな」

もっと売れてもいい本だとおもいやす。


BZT810 HDD換装

BZT810 HDD換装

結局、3時間ほどかかった。

注意点:

あ)
HDDのコピーが必要なので
USB-HDDのコピー用の機械かケーブルが2本必要
誤って重複して購入していて助かるわたし

い)
HxDでの書き込み
一回貼り付けるたびに上書き保存が必要
最後に保存しようとしていたら、20時間とかでたので、仕切り直す
普通の速度でした

う)
HDD認識コード
BZT810(1T)は、A2 04 0E 1D でした
こちらに助けられました

もと:A2 04 0E 1D
さき:88 D2 05 74 (4T)← かえました

え)
書き換え
検索でやろうかとおもったら、これまた18時間とか
⇒ 結局セクタでとんで、手で書き換え
すべて下の方でした
セクタは
512、520、528、536、66048、66056、66064、66072

お)
再度組み上げたら、予約がそのまま残っていて、ちょっとびっくり
※丸コピーでないので、番組は当然なし

か)調子が悪くなってきたので、修正

たまに落ちるようになった。一定の容量のところで不具合の模様。

41014、42014、43008、43014、2041014、2042014、2043008、2043014を、
設定値(88 D2 69 74)に書き換え。

401C4、411C4、421C4、431C4、20401C4、20411C4、20421C4、20431C4を、
設定値(88 C2 5D 74)に書き換え。

熱対策で、放熱シート併用。

OS領域の操作なので、録画データを残したままやってみました
⇒ とりあえずは問題なく作動、録り溜めも視聴可


買うよりいじる方が愉しい

2013年12月10日火曜日

アルスラーン戦記(5) 王帰還

征馬孤影: アルスラーン戦記5
(光文社文庫) [文庫]
田中 芳樹 (著)

物語は進み混乱を増す。

かつてルシタニア人は、貧しいながら、それなりに素朴な民だった。だが、神の名を利用して、他国を侵し、富を奪い、民を虐げることを覚えた。勝利によって心を豊かにすることなく、かえって荒廃させた。

荒川弘の連載も始まったので、アルスラーン祭り再臨?


2013年12月9日月曜日

音楽はあまちゃんの大友良英 でも惜しい 「受難」

岩佐真悠子好きとしては期待してたんですが。

舞台にいろいろでて演技のうまくなっているところを確認したかったのですが、
原作を読んでいないので、空気感がわからなかった。

かまやつひろし作のアニメ・はじめ人間ギャートルズのエンディング曲で「やつらの足音のバラード」
とか
「受難」の「又」のところにモザイク
とか
違いすぎて同一人物が演じているのに双子とわからないキャラやら
とか
音楽があまちゃんで話題の大友良英さんだったり
とか
遊びはよかったんですけどね。

説明不足で原作好きが観る映画になってます。

いい素材なのにもったいない。エージェントが悪いかしら。

まぁ、ダメになってしまった、沢尻エリカのマネージャーが、
ももクロの育ての親の川上アキラさんだったりなので、相性もあるでしょうが。。。

カワイイうちに伸びて欲しい。


実話がベース 「オーバードライヴ」

なぜ、ドウェイン・ジョンソンなのかはわかりませんが。

米国の麻薬取り締まり事情が興味深かった。

目的は手段を正当化する、って思想が背景にあるのでしょう。

負けたことない人はエスカレートするのが心配。


2013年12月8日日曜日

1999年原作の青春映画 「ウォールフラワー」

トラウマ、ドキドキ、中二病、高校デビュー

原作者のスティーブン・チョボウスキーが自らのメガホンで映画化
はすごい。

役者は、
王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のローガン・ラーマン
「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン
「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラー
とこれまた一興。

子ども時代にセレブになっちゃた人たちの戸惑いの演技もいいです。

翻訳のセリフ回しもちょっと個性があって、なんかいい映画。
映画好きは観ましょうね。


2013年12月7日土曜日

ブックライターにひき続きスピーチライター

本日は、お日柄もよく
(徳間文庫) [文庫]
原田マハ (著)

スピーチライターのお話。
でもスピーチがイマイチなので読んでいておもしろくない。

スピーチでは大和言葉が中心っていうのはいいんですけどね。

なあ、久美ちゃん。
困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。
どうだい?そんなに難しいことじゃないだろ?だって人間は、そういうふうにできているんだ。
とまらない涙はない。乾かない涙もない。顔は下ばかり向いているわけにもいかない。歩き出すために足があるんだよ。


ドラマとマンガ

劇場版 SPEC 結 爻ノ篇
堤幸彦監督
攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers
冲方丁脚本

アニメは簡易CGになってきちゃった感じでしょうか。

アニメの映像を実写化すると予算がふくれあがり、
空間総てを描くのは大変。
















2013年12月4日水曜日

この本は受け付けなかった。。。

100%好かれる1%の習慣
 [Kindle版]
松澤 萬紀 (著)
実際の著者:佐久間一浩(サクマカズヒロ)

ライターに書いてもらっているのがダメでした。
誠実、誠意、思いやり、と代筆はちがうような。

一部分だけでも自分で書けばいいのに。