2013年10月31日木曜日

壇密主演で映像化して欲しい 「毒婦」

毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
 [Kindle版]
北原 みのり (著) 

そもそも事件の内容はしらない、
そして
写真とかを忘れていた状態で読む。

ブス、デブというのは取りあえず流して、
男を虜にする魅力、声、仕草から
途中から壇密イメージになってしまって。。。

演技はすべて彼女に任せて映像化して欲しい。
裁判と過去をつなぐといい話ができそう。

どこかファンタスティックで事実が彼女には違うものに見えている。
罪を認識できない精神構造はどこで作られるのか。

事実のもつ迫力。ノンフィクションもおもしろい。

2013年10月29日火曜日

後追いのインタビュー 「リブセンス<生きる意味>」

リブセンス<生きる意味>」 [Kindle版]
上阪 徹 (著)

大学発ベンチャーでした。
やはりはじめは徹夜で無休。
労働基準法との兼ね合いで大企業には出来ません。

ちゃんと事業計画を作っていたり営業のバイトをしたり、
準備はちゃんとしていたところが凄い。

ただ
リアルタイムの取材ではなく後追いのインタビューのみなので読むにはさみしい。
周辺取材だけでも徹底すればよかったのに。。。

2013年10月28日月曜日

韓流ではなく少女漫画 「(小説)ジンクス!!!」

ジンクス!!! 」(角川文庫)
まなべ ゆきこ (著)

映画の予告編を見て
主演の ヒョミン がかわいいっぽい。でも韓流は飽きた。。。

で、先に本を読んでみる。

韓流ではなく少女漫画でした。

韓国がらみでの集客はイマイチだし、
役にはまりそうなお客を呼べる日本の女優さんも思いつかないし。

映画は女子高生リピーターがないと大コケしそう。

プロローグはなかった方がよかったかしら。
ついでに、韓国の人は iPhone を使っていないイメージ。


盗塁から見た野球論

頭で走る盗塁論 駆け引きという名の心理戦」
赤星 憲広 (著)

おそらく盗塁に特化して鍛え、考えることは
プロ野球でしか成立しない。

観察すること。
そこから広がる野球論。深い。

少し、ゴーストの人が盛っていますが
野球をやっている人が読むともっとおもしろいのかしら。

阪神ファンは読んで次世代に期待しましょう。


2013年10月27日日曜日

ニコ神様 AviUtl がいけてる

フリーの画像編集ソフト
を探していて、棒にあたりました。

ソフト自体は知っていたのですが、インストールの仕方が悪く
実力のほどを全然わかっていませんでした。

ニコ動&youtube にインストールの方法画像がありまして、
一時停止を繰り返し、ようやく初期設定に追いつきました。

http://www.youtube.com/watch?v=99ZohaZ_Bb8

手元にある動画ファイルはこれ一本ですべて再生・編集できそうです。

そ の う え

ニコニコ動画でお世話になっている、解説入りの動画やらアップロード用の動画の作り方もわかってとっても得した気分です。

神動画に感謝です。
(こうやって多神教文化は輸出されていくのかしら)

「パッション」 ブライアン・デ・パルマ監督

レイチェル・マクアダムス&ノオミ・ラパス主演

ノオミ・ラパスはミレニアムのリスベットイメージなので、
いつハックして凶暴になるか期待でウズウズ。
レイチェル・マクアダムスは綺麗な米国人のねーさんで、欧州人をいじめます。
ストーリーは後半に急展開。

ついでに? Panasonic の宣伝にもなっているので日本人的にうれしい。
でも、ちらっとでてくる挨拶に来ている役員がまんまイケてないおじさんだったのもリアル?

おもしろい。



「熱波」 ミゲル・ゴメス監督

1部は眠いですが2部はおもしろい。

モノローグ+映像なので斬新。
ただ英語と違って補完が効かないので、字幕に追いつくのがちょい面倒。

ポルトガル・ドイツ・ブラジル・フランス合作だそうです。


2013年10月26日土曜日

世界一わかりやすい飲食店開業入門書

ド素人OLが飲食店を開業しちゃダメですか?
[単行本(ソフトカバー)]
江間 正和 (著)

予想外に具体的で楽しめた。
坪単価から客数、原価、オーナーの給料まで。
実務をこなしてきた人にしか書けない内容。

材料費と人件費のトレード
前者に特化するとレストランに近づき、後者に特化すると接客業になる。
なるほど。。。

なかなかみない内容なので
目指す人は早めに読みましょう。

「草原の風(中)」 宮城谷 昌光 (著)

久々の真骨頂。
宮城谷昌光は苦労人と徳を書くときが一番


朱示右は懸念をかくさずにいった。
大事業を成すには、独りではできない。かならず協力者が要る。それはわかるのだが、ここではその協力者が山賊同然の者たちである。かれらは政府を批判し、反政府運動をくりかえしてきたが、次代の国家像をもっていない。要するにかれらは、気に入らない者たちを倒し、殺してゆくだけで、世を刷新して治世を実現するという思想も方法ももっていない。これが次代の害にならないはずがないので、かれらと早々に絶縁すべきである、と朱祐は思っている。

たとえば皇帝の位に昇った者がみる光景は、みわたすかぎり草しかない原、というものではあるまいか。草が人民であれば、木は臣下である。木が喬くなり、生い茂れば、皇帝の視界はせばまり、天からの光もとどかなくなる。それゆえ皇帝はかならず草原をみる高さにいなければならない
いま草原に風が吹いている。

「この世には、百年にいちど、神にしかなしえないようなことをする者がでてくる。それが劉文叔であることを願い、禱るしかない」

高級官僚たちはみな優秀で、
――人とは、どうあるべきか。
ということが書かれた倫理書を諳んずることができるほど読んできた人々である。そういう人が、王莽の盗みをみとがめるどころか、その盗みに加わった。かれらは王莽とともに王朝を盗んだのである。これが儒教の秀才たちの実態である。

まもなく劉秀は生涯で最大の苦難に襲われるが、薊に到着するまでの巡撫のありかたの良さが、間接的にかれを救うことになるのである。善は、積み重ねてはじめて善になる

君子は固より窮す。小人は窮すれば斯に濫る。(孔子)


2013年10月25日金曜日

TPP に負けるな日本の農家

限界集落株式会社 (小学館文庫) [文庫]
黒野 伸一 (著)

作中で事実と異なる部分があった場合、責任は言うまでもなく作者に帰するものです。
千葉の和郷園はテレビでやってたやつかしら。

出だしで下手だなぁと思いましたが、読み進めればいろいろ知れてよかった。

ラノベクラスのリアリティなので農家ノンフィクションも読みたくなった。


2013年10月24日木曜日

稲盛和夫の「生き方」

中国で流行っているとのことで読んでみました。
宗教を禁じている国なのでこういう突破口はいいのかも知れません。

すなわち「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。

よく考えてくれ。定時で帰る役員に、忙しく走り回っている部長を怒鳴る資格があるのか?

わが敬愛する西郷隆盛も、「徳高き者には高き位を、功績多き者には報奨を」と述べています。

なお、
他の本と内容は同じなので一冊読めば良かろうかと。
禅宗なので "慈悲" の概念が出てこないのかしら?

電波を独占して当然っといっている au(KDDI) と
発着枠で抗議する JAL
この人の弟子の育成と後継者指名はどうなんでしょう。
ちょっと寂しい。

意味なく、私と仏と松が似ていると思いつつ読みやした。


キック・アス以降日本はクロエのホームです

キャリー
プレミア&舞台挨拶にいってきました。
主演女優だけってのも変わってましたかね。
16歳にしてこの受け答え。

プラダのスーツとmiumiuの靴。
原宿でユニコーンの服を買ったので帰りの成田で見られるかもよ、とのこと。

もうちょい説明を入れても良さそうなもんですが、オリジナル尊重ということで。

ジュリアン・ムーアはいい迫力。歌も上手い。

クロエ・モレッツは薄幸な感じがないのが残念。
まともにいってもオリジナルにはインパクトで負けるのでよしとしましょう。
16歳の高校一年生で演技力と集客力ありですから。
ちなみに、ちゃんとオーディションで決まったそうです。

あの程度やられただけで人を殺すのかしら、とか農耕民族なので考えてしまいますが、ふつうにおもしろいです。
オリジナルを思い出しながら、あああったあったという感じも愉しかった。




2013年10月23日水曜日

日本にはyoutubeよりニコ動がよく似合う

「ルールを変える思考法」
ニコ動の生みの親、川上量生(著)

今年のバルス祭で、川上さんを知る
→ こんな人の良さそうなITベンチャー代表がいるかと感心(ジブリの鞄持ちってのもよい)
→ ニコ動が楽しくなってくる
← 一人でもみんなでみている疑似ライブ感、マニアな解説、ヲタ芸付きな動画
→ そうこうしているうちに川上さんの本がでた

多くの人たちは、必要以上に現在の状況を単純化して考えたがるものですが、現実社会のゲームはそんなに簡単なものではありません。そして複雑なゲームであるがゆえに戦略は単純にならざるをえない、そうした構造があるのです。

「勘違い」と「先見の明」は紙一重である
そのプロジェクトがたまたま成功した場合に限って、その勘違いが「先見の明」だといわれるのです

そこで僕が見つけた答えがあります。それは、「コンテンツとは、わかりそうで、わからないものである」という定義です。

世界的に見ても、日本のネット文化はかなり特殊な部類に入るはずです。ニコニコ動画もその典型ですが、ほかの国にはないエネルギーを内包しています。
そのエネルギーは、「教育水準の高いヒマ人が多い」「ネットにつなげられるヒマ人が多い」という根源的なところから生まれています。

もともとニコニコ動画は、「実際はリアルタイムではなくても、そんなニュアンスのライブ感覚を楽しめる」という部分が受け入れられたのだと考えています。

僕とはじめて会ったときには「ニコニコ動画によって愛と平和を世界に広げる」みたいなことを言っていたのも覚えています。そのときの言い方や表情から、「あ、こいつ、マジだ」というのがわかって、対応に困りました。

テレビゲームの致命的な欠点
  1. 人間が、コンピューターの決めたルールに従ってゲームをプレイする。
  2. 反射的な思考能力の早さを競うゲームがほとんどである
  3. コンピューター相手にゲームをやっても人間との付き合い方は学べない
生まれたときからTVゲームがあるから空き地での遊びでなくて、公式なサッカーが遊びも兼ねて人気になるわけですかね。

そして、
川上量生さんは京大工学部卒だったんですね。

「101次求婚」 武田鉄矢は上手かった

101回目のプロポーズ SAY YES
日中合作映画

日本のいいコンテンツはどしどし再利用して欲しい。
本とか漫画は古いものを直接読めるが、ドラマはそうはいかない。
歌も含めて温故知新で掘り起こしましょう。
こんなにいいドラマを知らない世代がかわいそうになってきました。
いろいろリメイクして欲しい。

とっても良かった点
 リン・チーリンが息を飲むほど綺麗
  キムタクドラマでの無駄使いっぷりは忘れましょう、赤壁レベルです。
 ラストシーンは浅野温子と武田鉄矢の映像が浮かんでそちらの幻を観てました。
  浅野温子と武田鉄矢は上手かった。
  月9に金八をキャスティングした英断に今さらながら感心
   関係ないですが金八第一弾当時は28歳だったそう。
 韓流ドラマかよ、って突っ込みはよかった。

いまいちな点
 出だし(文化の違いは我慢)。
 武田鉄矢のシーンが長い(日本人しかわからないので心配)。
 ダンプカーが小さい。
 車で来て歩いて帰った。。。
 飛鳥涼。。。SAY YESの日本語の差し替えは残念。結局後で自力で味わいました。


統計的思考は理性との闘い?

ヤバい統計学」 [Kindle版]
カイザー・ ファング (著), 矢羽野 薫 (翻訳)

統計学者の世界観では「稀なことは起こらない」=宝くじは当たらない
でも、毎年何人かは当たっている。

人類の誕生自体が統計的奇跡なので、人類は統計的思考に馴染まない?


統計学者は、統計上の平均という一般的な概念をあまり気にしない。むしろ平均からのずれ、偏差にこだわる。

もちろん、(ディズニーランドの)ファストパスの利用者はこのシステムをとても喜んでいる。では、待ち時間は実際にどのくらい短くなるのだろうか。驚くことに答えは―「まったく短くならない」。ファストパスがあってもなくても、人気アトラクションの待ち時間は同じなのだ。

私としては、因果関係か相関関係かという哲学的な議論は学者に任せておこう(この問題は何十年も議論されている)。

では、統計学者はどこが違うのか。第一の違いはデータの見方だ。大半の人は予想外のパターンだけに注目しがちだが、統計学者はそれらのパターンを背景の中で評価しようとする。

統計的に考えること自体が難しいわけではないが、私たちの脳の「初期設定」は理性的思考になっており、統計的思考に切り替えるためには意識して努力しなければならない。

  1. 平均化を嫌う不満分子―常に「ばらつき」に注目する
  2. 間違っているからこそわかること―真実より実用性を優先する
  3. グループ分けのジレンマ―似たもの同士を比べる
  4. 非対称性がもたらす動揺―2種類の間違いの相互作用に注意する
  5. 「不可能」が起きるとき―稀すぎる事象を信じない

2013年10月22日火曜日

「ゴースト・エージェント」 ジェフ・ブリッジスを見ましょう

初っぱなのVFXが粗かったのでちょい引きますが、
よっかたのは、

昇天と落下のシーン
→ 高所恐怖症の人は3Dで観るのを辞めた方がよさそうな出来。

時間の止まったシーン
→ アングルを変えてぐりぐりいってかっちょいい

ジェフ・ブリッジス
→ 空気が凄いのと、サービスで歌まで歌ってくれます

美女と中国系のじいさん
→ ウケ狙いででてくるので、毎度期待


「アルカナ」 小手川ゆあ漫画の映画化

主演の土屋太鳳がいい。
カワイイとかより雰囲気が良かったです。
初主演だったのですね。頑張りました。

ただ、警察のシーンがなんじゃこりゃ、なのはもったいなかった。
調書とらない、女性の尋問を男だけでやる、胸ぐらつかむ。
今どき見ません。。。
てことでそこは工夫が欲しかった。
原作漫画は読んでませんが漫画だと上手く処理できていそうな想像。

上手く伸ばせば数倍はおもしろくなったとおもわれマス。。。




2013年10月21日月曜日

Eテレの「亀田音楽専門学校」がおもしろい!

取りあえず録っておくかでまとめて観たところ。。。

音楽のことはまったくわからないのですが
これはおもしろい!

講師はアレンジャーの亀田誠治先生
J-POPを褒めちぎってます

キーとかメロディとかわからないのですが、
「アゲアゲの転調」では
キーを変えないと高すぎて歌えなっちゃうところをこっそり(?)キーを変えて
下げたりするそうです。
AKB の ポニーテールとシュシュ
ももクロ の いくぜ怪盗少女
渡辺美里 の My Revolution
きゃりーぱみゅぱみゅ の にんじゃりぱんぱん
とかがこれだそうで、J-POPの発明品!だそうです。
小室サウンドのDNAですか。

アーティスト系が使うと熱唱になってアイドルが使うとノリになるという魔法。


「ヨナ抜き音階」では
明治唱歌の関係で、"ファ"と"シ"を抜くと日本的な音楽と感じるそうで
「ドレミファソラシド」と弾いたときの「レ」と「ラ」を抜く(つまり「ドミファソシド」と弾く)と
沖縄音階(琉球音階)で沖縄っぽくなります

驚いたことに
YMO の Rydeen
Perfume の レーザービーム
きゃりーぱみゅぱみゅ の つけまつげる
もこれだそうで、これを聞くと海外の人にはどこか日本ぽいとなるそう。

こりゃおもしろい。

Eテレのページ


2013年10月20日日曜日

極北シリーズ完結?

「極北ラプソディ」 (朝日文庫)
海堂 尊 (著)

「極北クレイマー」は「極北ラプソディ」とセットだったんですね。
地域医療とドクターヘリがちょっとわかる。
そしてジェネラルが相変わらずカッコイイ。

「ルールとは、安全のための最大公約数です。踏み越えればリスクが高まる。そうならないように、セイフティゾーンが設定されているんです」
「それは臆病者の言い訳だ。エキスパートにとって、そんな安全地帯は邪魔なだけだ」

「原則とは単純だからこそ原則なんだし、決断とは瞬時に行うから決断なのだ」


2013年10月18日金曜日

「悪魔のDNAー園子温」

園子温の沸騰するエネルギーは一体どこからくるのか?

寺山修司のDNAということらしいが、この人を知らない世代の私にはわからず。
このため?
著者の「悪魔」の意図するところがわからず。

本物の悪魔=完全な創造者として
神以外の創造者を悪魔と呼ぶのか、全ては神の二次創作なのか。


「お前たちの知らない赤裸々な世界を俺が見せてやる。それは絶望的にグロくて醜いけど、予定調和のへたくそな嘘なんかよりずっとマシだぜ。だって俺は凄いエンターテイナーだからな」

  • 今年はどん底の時代に戻って新しいことを始めると宣言する
  • 受賞はうれしいけど、それはあくまで映画を撮り続けるための方法論で、それが目的になるのは主客転倒だ。
  • 映画は銭だ



「今日子と修一の場合」

安藤サクラが素晴らしい。
かわいかったりブサイクだったり、ゾッとするような演技をみせたり。
この人が気になる人は是非観ておきましょう。
さんざん使って欲しい!

奥田瑛二ファミリー総動員ですが、脚本ができる前に撮ったのかいろいろ破綻。

東日本大震災が2011年3月
そこから早稲田受験(てことは翌春)
現地に向かうシーンで年賀状ののぼり
てことは。。。

日本中の"コウスケ"君は観に行こう!

「陽だまりの彼女」

原作を読んでから観て欲しい。
何気ない風景で泣けてくる。
素敵じゃないか!

上野樹里がやたらとカワイイ。

「サマー・タイムマシーン・ブルース」で魅かれてからのお気に入り。

冬の映画ですが、冬にDVDを買って、てことかしらね。


またまた伝説? ももクロ

ぴあ、ももクロ本で印刷部数を虚偽報告 事務所への印税抑える目的で
2013.10.17

 ぴあは、唐沢徹最高執行責任者(COO)と担当の40代の男性社員が、支払う印税を予算内に抑えるために虚偽報告したと説明。同社は「信頼を裏切る事態で深くおわびする」としている。

 本は7月2日に発行。ぴあは6月ごろ、ももクロの所属事務所「スターダストプロモーション」に印刷部数を6万部と伝えたが、実際には10万部を印刷。だが印税は、6万部分しか支払っていなかった。未払いの4万部分は数百万円に相当するといい、ぴあ側が支払うことで金額などを調整している。

 9月上旬に事務所側が実際に販売された部数を調査した際に、部数が不自然に多かったため、ぴあ側に確認して虚偽が判明した。

sankei


出版社の読みのほぼ倍って。。。

2013年10月17日木曜日

北方 史記 折り返し

「史記 武帝紀 4」 (ハルキ文庫 き 3-19) [文庫]
北方 謙三 (著)

忠実であるという点においては疑いがなく、いい廷臣だった。しかし、御士大夫としては足りないものがいくつかある。劉徹の言ったことの裏の意味を読めないことが、その中では一番大きかった。
聞いているつもりでいるが、命じられているだけである。命じられたことは、実にしっかりとやる。しかし、命じないことは、見事になにもやらなかった。

皇帝は不死に惹かれ始める。

絶対権力者なのに財政で困る。ちょっと不思議。


2013年10月15日火曜日

いよいよ出師の表 宮城谷三国志9

三国志 第九巻 (文春文庫)
宮城谷 昌光 (著)

――凡庸な頭はつねに無難を求める。
魏延は怒鳴りたくなった。無難を求めるのは悪いことではない。が、真の無難を知る者こそ兵法の天才であり、ここでは戦いにそなえていない者をすみやかに伐つことが無難といえるのではないか。それ以外の途には強敵が待っていると想うべきである。

――弱を兼ね、昧を攻め、乱を取り、亡を侮る。(『尚書』)
というのが王者の攻略法であり、いまの蜀は弱くもなく、君主と宰相が暗愚でもなく、内乱が生じているわくでもなく、亡ぶ兆候をみせてもいない。要するに、今回の遠征は曹真の意欲がさきばしった形であり、固い岩に矢を放ち戟で刺そうとするようなものである。

若いということは許容量を不足させる。孫策が四十代であったら、人を許すという度量をそなえていたであろう。天下の群雄をながめてみて、敵対していたのにその才能が天下のために役立つとみぬいて、その者を許して擢用したのは、曹操だけである。それほど人を許すということはむずかしい。そのむずかしいことをやりぬいたところに曹操の非凡さがある。
残念ながら、孫策は情念を知性で制御する人格的高みに至っていなかった。

ここからさきは、歴史ではなく、小説の領域ということになる。


吉川三国志ではあれだけ感動的だった「出師の表」があっさり。
演義と史実の違いが興味深い。
楽毅、管仲に比べると孔明は一段下か。


2013年10月13日日曜日

「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」


大切なのは「早く」ゴールすることではなく、「悔いなく」ゴールすること。

子どもの頃にイソップ物語とかを子どもに教える大切さ。
子どもは親の真似をする。

童話を読み返す感じ。
寓話と小説の間を考える。
大人は童話を読めないから必要?

米国の道徳教育が宗教でなされるのであれば、
宗教のない家の子はどうするのかしら。。。

「サクッと読める!「脳」の話」

「サクッと読める!「脳」の話」
 [Kindle版]
名月 論 (著)


雑学っぽくてよみやすい。
意外と知らないことが多くて読んでみるのもいいかと。


『イーハトーボの劇列車』 こまつ座

2013/10/12(土)

こまつ座第101回公演『イーハトーボの劇列車』
井上ひさし作。

井上が敬愛する宮沢賢治の生涯を描いた伝記劇。

曼荼羅には引きましたが、
法華経の信者としての賢治は新鮮。
なぜ法華経に惹かれたのかが知りたくなりました。

アメリカ・コスプレ史?

「オタク・イン・USA:愛と誤解のAnime輸入史」
2013/10/12(土)

2006年(平成18年)以前の原稿で校正された
戦後60年をかけて日本のポップ・カルチャーがアメリカにおいて認知度と影響力を獲得していく歴史

ダサいと言われてきたアジア人でも、青や赤に髪を染め、厚化粧して、アニメキャラみたいになれば人種なんて超越できる。

「アメリカ人は、日本人をワーカホリックだのエコノミック・アニマルだのオリジナリティのない猿真似軍団だのと切り捨ててしまいがちです。そして、彼らが東アジア発祥の古代文化を継承しつつもそれらを応用して独自の文化を創りあげ、さらには軍事国家として近隣諸国を震撼させたことも忘れてしまう。そんな私たちの目を開いてくれるのが、日本のマンガやアニメなのです」

「トモとあなたは日本的なセンパイとコウハイの関係なのよ。もし彼があなたのことを何とも思わなかったら、こんなに厳しくしないって」
彼女の言葉で急にわかった。僕はマンガやアニメでしか見たことがなかった世界に足を踏み入れてしまったのだ。『巨人の星』で星一徹が息子の飛雄馬に拷問道具みたいなギプスをつけて徹底的にしごいたり、『あしたのジョー』で丹下のおっちゃんが矢吹丈にクロスカウンターを体で教えたりするような世界に。


専門?用語が多すぎて何割かわかりませんが、面白かった。

米国ではエロとバイオレンスを子どもに見せないので、日本文化が流行るそう。
大量殺人事件を見る限り
水戸黄門と遠山の金さんと暴れん坊将軍での教育の方が優れているのかも。。。

「ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅」 中国映画

2013/10/12(土)

中国本土製映画

風景とファン・ビンビンがキレイ

叙情的な映画なので定価でみるにはツライでしょうか。

2013年10月11日金曜日

『プロフェッショナルマネジャー』のやさしい図解入り解説書

超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート
柳井正・解説 プレジデント書籍編集部・編

図書館にあったので手に取りました。確かにすぐ読めました。

"経営とは目標から逆算して、その目標に到達するために考えられる限りのことをいいと思う順から実行していくことである"

「何かをゼロから始めて一つひとつ形にしていくことが経営だ」と考えていました。

経営って積み上げではないんですね。
ユニクロが一兆円の売り上げを通過点とおっしゃった意味がわかりました。
一昨日だったかしら。

親子で同時に読み終わる人がいるんじゃぁという希有な作品

タイタニア4<烈風篇> (講談社ノベルス)
田中 芳樹 (著)

ダメ作者より一言
「センセ、おひさしぶりです」
「やや、君は二十年も前に卒業したタイタニア君ではないか。いまごろ何しに?」
「卒業じゃなくて休学です。その後ずっとセンセが連絡するのを忘れてたんです」
「そ、そうだっけ」
「ホラ、やっぱり忘れてた。こりゃもう裁判モノだな」
「そ、そ、それだけはやめてくれ。まだ年金をもらえる歳じゃないんだ」
「ま、いいでしょ。今度はちゃんと卒業するつもりだから、マジメに教えて単位くださいよ」
「わかった、マジメにやるからカンベンして」
まあそういう作品です。見すてないでいただけたら幸甚に存じます。


「ミランダ、いつかもいったように、ファン・ヒューリックは天才だ」
「そんなことはわかっているさ」
「まあ聴いてくれ、ミランダ。彼は天才だが、残念なことに状況設定型ではない。いわば状況反応型だな。こまったものだ」

全宇宙のメディアは判断をせまられた。損失の数字を見れば、「どちらのタイタニア」が勝ったか明々白々であったが、事実と、認識と、表現とは、それぞれ別のものだ。

「やつらが理解不能なことをしでかしたら、狂気のせいにしておきゃいいのさ」
「狂気か……さて、その判定もむずかしい。無差別に熱線銃を乱射して何十人もの無辜の市民を殺害する者と、計画的に選択して特定の民族だけを虐殺するやつと、どちらが狂気にとりつかれているだろう」
「どちらもさ」
一刀両断しておいて、ファン・ヒューリックは肉視窓に視線を送る。
ナチですな。。。

2013年10月10日木曜日

ヤフー vs 楽天

ヤフーと楽天が壮絶な殴り合いを始めてどちらも仲良く2000億円ほど時価総額が吹き飛ぶ

孫さんが仕掛けたようですが、
広告収入のあるヤフーとない楽天では、
ヤフーが有利でしょうね。

どちらも経営者の顔の見える企業なので動きが速そうでたのしみ。

別冊ももクロChan #51

なんか観ていたら。

自分たちの歌詞にある
「屍」「マイノリティ」の意味を知らなかったらしいという内容にびっくり。

ももクロはまだまだ伸びしろがありそうです。。。

アニソン的な壮大な歌詞、好きなんですけどね。


こりゃ意味もわからずセリフをしゃべっているアイドルもいるでしょうね。

リアルとファンタジーの間

ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと

大丈夫です。本当に守るべきものは「前例」ではなく、ゲストの「安全」

達成したものはすべて力を合わせた結果である。組織がなければ何もできない。組織の中では、各個人に対して敬意が払われているし、我々は大衆に対し敬意を抱いている

人生の素晴らしい瞬間というのは、自分一人のためよりも、愛する者たちのために行ったことに結びついている

人生で一番幸せな瞬間は、自分が生まれた瞬間ではなく
人生で一番悲しい瞬間は、自分が死ぬときではない

利益とか企業価値の最大化が目標でないからできること
人生の目的はお金じゃないですよね。

2013年10月9日水曜日

「タイタニア(3(旋風篇))」 田中芳樹

「あの姫はいつも正しいな。空腹のときに深刻な顔で考えこんでいても、ろくな結論は出ない。せいぜい賢者の忠告に従うとしようか」

結末は見えたとの作者の言。
いよいよ再開!