2015年8月8日土曜日

戦争映画2本

この国の空
初日舞台挨拶 上映前舞台挨拶
登壇:荒井晴彦監督/二階堂ふみ/長谷川博己/工藤夕貴

日本のいちばん長い日
初日舞台挨拶   上映前舞台挨拶
登壇:役所広司/本木雅弘/松坂桃李/神野三鈴/原田眞人監督

ほぼ軍人の登場しない映画とほぼ軍人しか登場しない映画。

どちらも戦闘シーンはなく、日本はただただ、爆弾を落とされ続ける。

昭和天皇は歴代天皇でもっとも多くの臣民を失った天皇。
聖断がなければ、それこそほぼ一つの民族を失ったと想定できる。

日本の戦争映画は、勝利した日清、日露ではなく、敗れた大東亜戦争を描く。

小津オマージュの淡々とした映画と、
息もつかせぬ場面展開できっちり詰められた脚本の対比。

ドイツは戦争責任をほぼナチに押しつけたが、
日本は政府の任命を天皇がおこなったため、軍部独裁政権にはならなかった。

日本の軍隊は攻めるためではなく、日本人を守るための最善策をとれれば良い。


世の中の空気として、バブルがはじけると同じように、
大戦前夜の空気感がただよっていると、広く認識され始めた。
戦を始めたところこそ、今は識りたい。


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