2014年7月6日日曜日

台湾を識るために

李登輝学校の教え
 (小学館文庫) [文庫]
李 登輝 (著), 小林 よしのり (著)

歳のせいもあるが、それでもできるだけ全部肯定していこう、将来だけ見つめていこうという気持ち。そして、過去に起こったことは、良かれ悪しかれ、結果、一つの事実として見ていくという心境です。

権力とは個々の人間に付与される力ではなく、制度から生み出される客観的な力で、必要なときにだけ、そこから取り出され、用いられるべきものなのです。仕事をするには権力が必要です。しかし、いつでも放棄できるという覚悟も持たなくてはならない。
つまり、権力というのは「借り物」なんですよ。
必要であれば利用し、必要がなくなれば返す。そういう形でなくてはならない。


台湾を民主化に導いた李登輝と
「台湾論」で台湾のナショナリズムに火をつけた小林よしのり

2003年の本であるが、
台湾の運動が盛り上がった淵源を識ることができた。
「台湾論」と併せて読むとおもしろい。

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