2014年2月20日木曜日

シンガポール建国の父の分析

リー・クアンユー、世界を語る
 [単行本]
グラハム・アリソン (著), ロバート・D・ブラックウィル (著), アリ・ウィン (著), 倉田真木 (翻訳)

イギリスとフランスは、両国で80以上の植民地憲法を起草している。制度や警察や司法について定めた憲法に問題はない。だが、そうした制度を運用できるリーダーも、そうした制度を尊重する国民も、植民地社会にはいなかった。

増税という政治的な負担は大きい。政府は安易な選択をし、今いる有権者世代により大きな利益を与えるために借金をし、まだ投票権をもたない未来の世代にそのツケを回す。その結果、恒常的な財政赤字と公的債務が重くのしかかる。

今の中国は、国益で動いているだけだ。世界を変えることに関心はない。

国家の競争力を左右する唯一かつ最重要の要素は、その国の人的資源の質にある。つまり、是が非でも競争に勝とうとする国民の革新性、起業家精神、チームワーク、勤労意欲だ。

どんな批判も、私はまともには取り合わない。そんなことをしていたら、具合が悪くなってしまう。くだらないことをあれこれ取り沙汰されるだろう。すべてまともに取り合っていたら、頭がおかしくなってしまう。

私は40年間、この大きな仕事を担える人材を探してきた。
その内容は?分析力、論理的に事実を掌握する能力、エッセンスを引き出して基本事項に集中する能力だ。


せめて3年は任期がないと痛みを伴う結果は残せなさそう。
企業経営者の交代と政治のリーダーの交代の期間が逆なのも日本の問題かしら。
言論人がマスゴミに負けているということでしょうか。


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