2014年2月1日土曜日

kindle 版がおまけ付きなのでオススメ 「オタクの息子に悩んでます」

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より
 (幻冬舎新書) [新書]
岡田 斗司夫 FREEex (著)

深い悩みに落ち込んだ場合や、「もうどうしようもない」というジレンマに陥ってしまった場合、僕がいつも使う方法を紹介しましょう。
その悩みを三つに分けるんです。
1 今すぐ「私が」手を打たなければならない問題
2 年内に「私か誰かが」手を打たなければならない問題
3 「人類が」いずれ解決せねばならない問題

悩みとは複数の問題がこんがらがった状態である

個別の「問題」に戻すこと。複数の問題を混ぜてしまって"悩み"に進化させないこと。
これが"悩み"に対する最短アプローチです。

人間というのは基本的に他人が怖い。
他人が怖いから,自分が切れるカード、典型的な戦略、一番楽な戦略一つだけを持ってきて、いつもそれで対応してしまうんです。

僕は「悩みのるつぼ」の回答を作るのに次のような11個の思考ツールを使っています。
1 分析
2 仕分け
3 潜行
4 アナロジー
5 メーター
6 ピラミッド
7 四分類
8 三価値
9 思考フレームの拡大
10 共感と立場
11 フォーカス

プロとは「納得できるものだけを出す」のが仕事じゃない。それは芸術家だ。そんなきれい事を言うヤツは、単に「納得できる」レベルが低いだけだと思う。
プロとは「納得できなくても締め切りを、約束を守ること」だ。

「制限の中でベストを尽くす」「出来に納得出来なくても、少なくとも堂々と人前では胸を張る」
それがプロとしてのプライド、矜恃だ。

今後、どのようにするか。どのように「現状を捉え直し」「心を立て直し」「"今日から出来ること"に落とし込む」か?

理論や論理は「自分はこう思ってるはずだ」という"感情の説得"に使っちゃダメ。自分が幸せになるために使うものです。もっと自分の感情に正直に、作戦を練るべき。

この150年、日本では「最優秀の人材が政治家や官僚になるべき」と考え、実行してきました。でも、この試みは完全に失敗でした。頭が良い奴ほど、ズルをするとタチが悪い。政治家や高級官僚のズルは完成度が高いので、追及したり反省させたりするのにひと苦労します。

仕事って「納得」か「面白がる」がないと続きません。

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