2014年2月5日水曜日

本屋大賞は伊達じゃない

Story Seller annex
 (新潮文庫) [文庫]
新潮社ストーリーセラー編集部 (編集)

規制というものは一旦制度として成り立ってしまうと、決して縮小・撤廃されることはない。たった一度の前例が次の取り締まりの根拠となり、前例が増えるごとに根拠は強化されていくばかりだ。

検閲を合法化する法的な足がかりがある、ということが問題なのだ。

表現規制っていうのは手軽なスケープゴート探しなんだよ。猟奇的な犯罪は残酷表現のせいだ、子供が荒れるのは暴力表現のせいだ、性犯罪はエロのせいだ、性犯罪はエロ表現のせいだ。だから、表現規制すれば大丈夫。でもそれって単なる思考停止なんだよな。


私は日本語ならば分かる。それがきちんとした文章なのか、テキストの内容が脳内に立ち上がってくる文章なのかは、判断できる。


近藤史恵作品は闘牛が織り込まれていて「ブランカニエベス」とのリンク。
各編の作家紹介は恩田陸作品とリンク。
有川浩の編集者の作品紹介の本気度が非常に好き。

本屋大賞好きにはオススメです。

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