2014年5月13日火曜日

池井戸潤は水戸黄門

新装版 「不祥事」 (講談社文庫) [文庫]
池井戸 潤 (著)

真藤さんは、自分の名誉だかプライドだか、あるいは出世だかのために、川野さんを貶めた。たったひとりの人間の自尊心のために、同じ銀行で働いている、家族も将来もある人間がだめになっていく。いつから銀行はそんな職場になったんでしょうか。出世のために人を蹴落としてなんとも思わない、そんな人が経営する銀行に、社会の役に立つことができるんでしょうか?私がいいたいのは、そういうことです。


現代版水戸黄門。

お金と地位と評価がセットになっているのをなんとかしないとなのかしら。

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