2014年5月7日水曜日

理想型の経営者の成功例

プロフェッショナルマネジャー
 [単行本]
ハロルド・ジェニーン (著)

唯一の本当の間違いは、間違いを犯すことを恐れることである

実際、職業人としての私の全生涯を通じて、公式の組み合わせや図表や経営理論によって自分の会社を経営しようとした最高経営者には、いまだかつて出会ったことがない。

《三行の経営理論》
本を読むときは、初めから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれとは逆だ。
終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。

ビジネスの世界では、誰もが二通りの通貨―金銭と経験―で報酬を支払われる。金は後回しにして、まず経験を取れ。

経験とはなにか新しいことを発見し、学び、能力の成長と蓄積をもたらすプロセスである。

かつてフーピンガーナー教授がニューヨーク大学の私たちのクラスで、職業的経歴においてある点を越えると、金銭的報酬はさして重要ではないと教えてくれていたことを忘れていた。そこまでいくと、ひとはもう一度、仕事が与えてくれる経験へとたち戻る。自己の気概を試す挑戦でもあり、楽しみでも誇りでもあるものへ、そして骨身を惜しまない勉励のみが提供できる自己達成の感覚へと回帰するのである。

どの会社にも二つの組織がある。そのひとつは組織図に書き表すことができる公式なもの。そしてもうひとつは、その会社に所属する男女の、日常の、血のかよった関係である。
表面的な事実(一見事実と見える事柄)
仮定的事実(事実と見なされていること)
報告された事実(事実として報告されたこと)
希望的事実(願わくば事実であって欲しい事柄)

人は失敗から物事を学ぶのだ。成功からなにかを学ぶことはめったにない。

良い経営の基本的要素は、情緒的な態度である。

覚えておきたまえ。―実績こそきみの実在だ。


「これが私の最高の教科書」(柳井正)/経営に関するセオリーG/経営の秘訣/経験と金銭的報酬/二つの組織/経営者の条件/リーダーシップ/エグゼクティブの机/最悪の病ーエゴチスム/数字が意味するもの/買収と成長/企業家精神/取締役会/気になることー結びとして/やろう!

前半と熱い柳井さんの話はおもしろい。

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