2014年5月21日水曜日

図書館戦争に戻りたくなる本

レインツリーの国
 (新潮文庫) [文庫]
有川 浩 (著)

でも、同情で優しくされるのがイヤなんです。私にだってプライドがあるんです。

でもひとみさんはあのメールで俺を傷つけようとしてた部分があったよな。

痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。

立派で正しい人間になれないのなら、間違って打ちのめされる自分でいるしかない。少なくとも、何も感じなくなるよりは間違う度に打ちのめされる自分でいたい。

腹が括れました。
この人たちを物語に都合のいい「キレイな人々」としては書くまい、と思いました。書きたかったものを存分に書かせてもらおうと思いました。

ようやく、今頃、読みました。
言葉狩りにあうことが前提の物語。
禁止語でなく、文脈で判断にできないのかしら。

有川浩と違う人が書いている前提の割に、有川浩でしかない良さ。。。

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