2014年1月15日水曜日

ラテン語で「汚職・腐敗」

コラプティオ
 (文春文庫) [文庫]
真山 仁 (著)

最終回の締切が震災三日後。
単行本化いあたり加筆修正。
真山さんは新聞記者出身。

「ただ、野放図に危ないと書くのは無責任やろ。事実を積み上げて、宮藤の選択は誤りだと証明できるんなら、記事になる。いや俺がどんなことをしてでも載せたる。けどな、何もせんと偉そうに批判だけするのは、やめてくれ。それは記者やのうて、運動家のするこっちゃ」

「人間とは不思議なものでございます。これほど国民から熱狂的に支持されているのですから、功を焦る必要などなかった。ところが、国民からの期待が膨らめば膨らむほど、より大きな成果を欲して人は焦るのでございます」


多くの場合、権力を行使する者は、その目的が正しいと思い込んでいる。さらに、正しい目的のためなら、多少プロセスに問題があっても許されると考えてしまう。しかし世界の歴史を振り返ると明らかなように、ほとんどの不幸は、それが正しいと思い込んだ人々によって引き起こされている。

ジャーナリズムの正義
政治の正義
経済の正義
正義は多様にとらえられる。

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