2014年1月21日火曜日

どうしてこの人は役員にならなかったんだろう 「ホンダ イノベーションの神髄」

ホンダ イノベーションの神髄
 [単行本]
小林 三郎(元・ホンダ経営企画部長)

A00 任務要件を簡潔にまとめる
A01-A09 任務に付随する諸条件
A1-A99 具体的仕様などを記載

A00 を考える際のチェック項目
・一般論に陥っていないか
・手段に陥っていないか
・絶対価値を実現できるか
・一言で説明できるか
・コンセプトを浮き彫りにできるか
・「自分らしさ」と「自社ながら」があるか
・挑戦的で高い目標になっているか

取締役の最も重要な仕事は、「大きな方針の決定」と「人材育成」である。ところがそれには一切関知せず、費用対効果の尺度に基づくルールを振りかざして、細かい数字に対して説明やその根拠などを執拗に問い詰めてくる経営幹部がいる。特に大企業には多い。そんなことは、現場で数字を把握している係長に任せておけばよいのだ。著者は、そのような経営幹部を一般化して"専務取締役係長"と呼んでいる。

我々の心と体に自然に染み込んでいるので、借り物の言葉ではない。翻訳ができないくらいだから当然ユニークであり、本質的でもある。前向きなものも多い。
こうした大和言葉の中には、何か世界に通用する価値が含まれている

時々、「エアバッグなんて誰でも開発できたはず」と言われることがある。これには腹が立つ。冗談じゃない。私にしかできなかったとは言わない。確かに他の人でもできたと思う。しかし、誰にでもできたわけでは、決してない

「俺が死ねと言ったなら、おまえは死ぬのか」
「君は本当にラッキーな技術者だ」
「一言でいうと何だ」
「おまえには五〇〇億円の価値がある」
「あなたはどう思う。そして何がしたい」


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