「黄昏の岸 暁の天」
十二国記 (新潮文庫) [文庫]
小野 不由美 (著)
御自身がおられない間に、粛清が行われたことを台輔が知ったら。粛清の事実にお心を痛められるだけではなく、それに際して御自身が何もできなかったこと、助命や温情を嘆願する余地もなかったことに傷つかれはしないでしょうか
「ここで慶を守り、戴を見捨てることが王の義務なら、私は玉座なんかいらない」
台輔は、私たちの希望なのです。
戴の民には、希望のあることを納得するために台輔の存在が必要なのです
「けれども李斎――僕はもう子供ではないです。いいえ、能力で言うなら、あのころのほうがずっといろいろなことができた。かえって無力になったのだと言えるんでしょう。けれども僕はもう、自分は無力だと嘆いて、無力であることに安住できるほど幼くない」
「魔性の子」の逆サイド。
両方ちょっと苦手。
次はいつになるでしょうね。。。
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